「経理や税金のことがよく分からないので、できれば全部税理士に任せたい…」
札幌で会社設立や個人事業の開業をされた方から、このようなご相談を非常によく頂きます。
特に北海道・札幌エリアでは、
- 本業が忙しく経理に時間をかけられない
- 冬季の繁忙でバックオフィスが後回しになる
- 人手不足で経理担当を採用できない
という理由から、「税理士に丸投げしたい」というニーズが年々増えています。
実際、税理士に依頼すると、単なる申告業務だけではなく、
- 記帳代行
- 給与計算
- 領収書整理
- クラウド会計導入支援
- 節税提案
- 納税予測
- 社会保険の相談
- 融資サポート
- 税務調査対応
など、かなり幅広い業務を依頼できます。
しかし一方で、「どこまでが税理士の仕事なのか」を理解せずに契約すると、
- 思っていたよりやってくれない
- 追加料金が多い
というミスマッチも起こります。
今回は、札幌で中小企業・個人事業主をサポートしている税理士の視点から、「税理士に丸投げすると実際どこまで対応してくれるのか?」を具体例ベースで解説します。
札幌で税理士をお探しの方は、まずは当事務所トップページもご覧ください。
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税理士に「丸投げ」できる主な業務
まず結論から言うと、税理士事務所によって対応範囲は異なります。
ただし、一般的には下記のような業務を丸投げ可能です。
① 記帳代行(会計入力)
もっとも代表的なのが「記帳代行」です。
例えば札幌市中央区の飲食店の場合、
- POSレジ
- クレジットカード
- Uber Eats
- ネットバンキング
- 現金売上
など複数のデータが発生します。
これらを毎月整理して会計ソフトへ入力するのはかなり大変です。
税理士へ丸投げすると、
- 通帳データ
- レシート
- 請求書
- クレカ明細
などを共有するだけで、会計入力を代行してもらえるケースがあります。
最近では北海道でもクラウド会計導入が進んでおり、
- freee
- マネーフォワード
- 弥生会計
などを活用して自動化している事務所も増えています。
特に札幌の小規模法人では、「経理担当を採用するより税理士へ外注したほうが安い」というケースも珍しくありません。 また、外注であれば、せっかく業務に慣れてきた社員が辞めて困るということもありません。
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② 決算・確定申告
当然ですが、決算書や確定申告書の作成は税理士の中心業務です。
例えば札幌の建設業では、
- 外注費の扱い
- 未成工事支出金
- 消費税区分
など、専門知識が必要になる論点が多くあります。
また北海道の観光業や飲食業では、
- 季節変動
- インバウンド売上
- 補助金収入
なども絡みやすく、自己流で処理すると危険です。
税理士へ依頼すると、
- 法人税申告
- 消費税申告
- 所得税申告
- 償却資産税
- 各種届出
などを一括対応してもらえることが一般的です。
③ 節税提案
「申告だけ」の税理士と、「提案型」の税理士では大きな差があります。
例えば札幌の中小企業で実際によくある節税提案としては、
社宅制度の活用
役員個人で家賃を払うのではなく、法人契約に変更することで、
- 法人経費化
- 所得税削減
- 社会保険料圧縮
につながるケースがあります。特に99㎡以下のマンションを賃貸しているのであれば、80%前後の賃料を経費にすることができるので影響は大きいです。
旅費規程の整備
札幌から旭川・函館・帯広などへ出張する会社では、旅費日当規程を整備することで節税できる場合があります。 交通費・宿泊費とは別に、所得税・住民税・社会保険料の非課税所得である日当を支給することができるからです。 旅費規程の内容次第では、日帰り出張に対しても日当支給が可能となります。
役員報酬の最適化
法人税・所得税・社会保険料を総合的に見ながら、役員報酬を調整するケースもあります。
単なる「経費を増やす節税」ではなく、キャッシュフローを重視した提案が重要です。 また、役員賞与の活用により、社会保険料の削減をすることも可能です。
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「丸投げ」でも経営者が絶対にやるべきこと
ここは非常に重要です。
税理士へ丸投げしても、「完全放置」で良いわけではありません。
領収書・資料の保存
税理士は魔法使いではないので、資料・データの提出が無ければ処理できません。
例えば、
- 現金領収書
- 契約書
- 請求書
- 売上データ
などは、経営者側で保存が必要です。
特に札幌の飲食店や建設業では現金払いも多く、領収書紛失が非常に多いです。
売上の把握
税理士は「会社経営の責任者」ではありません。
例えば、
- 利益率が悪化している
- 人件費が増えすぎている
- 資金繰りが危険
などの異変を、経営者自身も把握する必要があります。
試算表を見ない経営者は危険です。
重要な意思決定
例えば、
- 設備投資
- 法人化
- 借入
- 新店舗出店
などは、税理士と相談しながらも、最終判断は経営者が行います。
札幌で実際に多い「丸投げ成功パターン」
ケース①:札幌の美容室
導入前
- 紙レシート管理
- 毎年確定申告直前に慌てる
- 通帳未整理
導入後
- クラウド会計導入
- レジ連携
- クレカ・普通預金の自動連携
結果として、月10時間以上の経理時間削減に成功。
美容室オーナーが本業へ集中できるようになりました。
ケース②:北海道の建設業
建設業は、
- 外注管理
- 請求管理
- 原価管理
が複雑です。
税理士側でExcelやクラウドを整備し、
- 現場別利益
- 月次利益
- 納税予測
まで可視化したことで、資金繰りが大幅改善したケースもあります。
ケース③:札幌のIT法人
エンジニア社長の場合、
取引数が多いわけではないが、「経理がストレスすぎる」
というケースが非常に多いです。
そのため、
- 領収書撮影
- クラウド自動仕訳
- Chatwork連携
などを活用して、ほぼ経理レス運営に近づけるケースもあります。
丸投げする税理士選びで失敗しないポイント
① 「誰が担当するか」を確認する
非常に重要です。
大手事務所では、
- 契約時だけ税理士
- 実務は無資格スタッフで業務に精通していない
というケースもあります。
「実際の担当者は誰か」は必ず確認しましょう。
② レスポンス速度
札幌の経営者から多い不満が、
「返信が遅い」
という点です。
特に、
- 融資
- 税務署対応
- 補助金
などはスピードが重要です。
③ クラウド会計に強いか
今後はここが非常に重要です。
北海道は人手不足が深刻なため、
「人を増やす」より「DX化」が重要になります。
そのため、
- freee
- マネーフォワード
- 弥生クラウド、弥生Next
- AI活用
- 自動化
に強い税理士事務所を選ぶべきです。
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税理士へ丸投げしたほうが良い会社の特徴
下記に該当する場合、税理士へ丸投げしたほうが費用対効果が高いケースがあります。
- 売上拡大を優先したい
- 経理担当を採用できない
- 毎年申告期限ギリギリ
- 領収書整理が苦手
- 本業へ集中したい
- 数字が苦手
- 節税や融資も相談したい
特に札幌では、冬季繁忙の業種も多いため、「経理を後回しにしない仕組み作り」が重要です。
まとめ|税理士への丸投げは「経営効率化」の手段
税理士への丸投げは、単なる「ラクをするため」ではありません。
本来は、
- 経営判断を早くする
- 本業へ集中する
- キャッシュを残す
- 資金繰りを改善する
ための経営戦略です。
特に札幌・北海道では、人材不足や業務効率化ニーズの高まりから、クラウド会計やDXに強い税理士の重要性が年々高まっています。
「どこまで任せられるのか?」を事前に確認し、自社に合った税理士を選ぶことが重要です。
札幌で税理士をお探しの方は、当事務所トップページもぜひご覧ください。
札幌の税理士|関口達也税理士事務所
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