札幌でこれから起業・会社設立を考えている方の中には、
- 日本政策金融公庫の創業融資を受けたい
- 事業計画書ってどう書けばいいの?
- 自己流で作って落ちたら怖い…
という不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。
実際、創業融資の審査では「事業計画書」の完成度が非常に重要です。
特に日本政策金融公庫は、創業時点では実績がないため、
- その事業に現実性があるか
- 本当に返済できるのか
- 売上見込みが妥当か
- 起業家本人にその事業の経験・能力があるか
を事業計画書から判断します。
札幌でも、事業計画書の作り込みが甘く、融資に落ちてしまうケースは少なくありません。
逆に言えば、事業計画書をしっかり作れば、創業時でも数百万円~1,000万円以上の融資を受けられる可能性があります。
札幌で創業融資・会社設立・起業支援に強い税理士をお探しの方は、ぜひ創業融資支援ページもご覧ください。
関口達也税理士事務所の創業融資支援
日本政策金融公庫の創業融資で見られているポイント
まず前提として、日本政策金融公庫の審査担当者は「夢」ではなく「数字」を見ています。
もちろん熱意も大切ですが、それ以上に重要なのは、
- 売上予測の根拠
- 事業の強みの根拠
- 資金繰り
- 自己資金の貯め方
- 業界経験
- 固定費の管理
です。
特に札幌・北海道では、
- 冬季の売上変動
- 観光需要
- 人口減少エリア
- 除雪費用
- 暖房コスト
など、地域特有の事情も考慮されます。
例えば札幌市内でカフェを開業する場合でも、
「夏は観光客が多いが、1〜2月は来客数が落ちる」
「暖房費が本州より高い」
といった点を織り込めているかで、計画の信頼性が変わります。
通る事業計画書の特徴① 数字に根拠がある
最も重要なのがここです。
融資に落ちる事業計画書の多くは、
「なんとなく売上が伸びそう」
という希望的観測になっています。
悪い例
- 客単価5,000円
- 毎日20人来店
- 月商300万円
…しかし、その根拠が書かれていない。
これでは審査担当者は納得しません。商売で難しいのは売上をあげることです。毎日20人の来店者を確保するための方法はしっかりと練りましょう。
良い例(札幌の飲食店ケース)
例えば札幌駅周辺でランチ営業中心の飲食店を開業する場合。
具体的な根拠
- 周辺オフィス人口
- 競合店舗数
- 席数
- 回転率
- 平均客単価
- 平日・土日の来客差
- 冬季の客足低下
まで考慮します。
例
- 席数12席
- ランチ平均回転率1.8回
- 平均客単価1,200円
- 平日22営業日
12席 × 1.8回 × 1,200円 × 22日
= 約57万円
さらに、
- 夜営業
- テイクアウト
- Uber Eats
- 観光客需要
を積み上げていく。
こうすると、売上予測に「現実味」が出ます。その上で、どのようにお客様を来店させるかという点もしっかり記載しましょう。 事業開始前からインスタ等でその分野のフォロワーを確保しておくと、融資担当者を納得させるための根拠としてかなり強くなります。
通る事業計画書の特徴② 自己資金がある
創業融資では自己資金も重要です。
日本政策金融公庫では、
「この人は本気で事業をやるのか」
を自己資金から見ています。
例えば、
- 自己資金10万円
- 融資希望1,000万円
だと、かなり厳しいです。
一方、
- 自己資金300万円
- 毎月自分でコツコツ貯金
- 通帳履歴も綺麗
だと評価が高くなります。
見せ金は逆効果
注意したいのが「見せ金」です。
融資直前に親族から一時的に借りて口座残高を増やしても、通帳履歴を見れば分かります。
むしろ信用を落とす可能性があります。
特に最近は審査も厳格化傾向です。
通る事業計画書の特徴③ 経験と事業内容が一致している
創業融資では「経験」が非常に重視されます。
通りやすい例
- 美容師歴10年 → 美容室開業
- 飲食経験8年 → 居酒屋開業
- エンジニア歴15年 → IT会社設立
これは強いです。
通りにくい例
- 営業職 → 突然ラーメン屋
- 未経験でカフェ開業
- 飲食経験なしで居酒屋
などは、慎重に見られます。
もちろん未経験でも不可能ではありません。
ただし、
- 修行経験
- 共同経営者の実績
- フランチャイズ支援
- 既存顧客
などの補強材料が必要です。1年程度、業界内でバイト・パート等の修行を積むのがお勧めです。
北海道・札幌の創業融資で重要な視点
札幌での起業は、実は全国的に見てもチャンスがあります。
理由としては、
- 首都圏より家賃が安い
- 人件費が比較的低い
- 補助金が豊富
- IT企業誘致が進んでいる
- 観光需要が強い
などがあります。
一方で、
- 冬季需要の変動
- 地方特有の人口減少
- 採用難
などの課題もあります。
つまり、札幌で融資を受けるなら、
「北海道市場を理解している」
ことを事業計画書に落とし込む必要があります。
実際に多いNG事例
① 売上予測が強気すぎる
創業初月から黒字前提の積極的な固定費支出。
これはかなり危険です。
むしろ現実的には、
- 開業初月赤字
- 半年かけて安定
- 1年後黒字化
くらいの方が自然です。
② 固定費を甘く見ている
札幌は暖房費・除雪費などが本州より高いケースがあります。
特にロードサイド店舗は注意です。 売上を安定させるのは思った以上に大変です。時間がかかります。であれば、売上安定化するまでの期間を考えて、なるべく固定費は少なくする努力をしましょう。
③ 生活費を考慮していない
意外と多いです。
創業直後は役員報酬を十分に取れないこともあります。
その間、
- 家賃
- 食費
- 車
- 教育費
をどうするか。
ここも見られています。
税理士が創業融資サポートに入るメリット
創業融資は「書類ゲー」の側面があります。
同じ内容でも、
- 見せ方
- 数字の整理
- 説明の仕方
で結果が変わります。
特に税理士が入るメリットは、
- 現実的な売上計画
- 資金繰り表作成
- 面談対策
- 必要融資額の調整
- 補助金との併用
- 法人化タイミング
まで一括で考えられることです。
札幌では、
「とりあえず融資だけ通したい」
ではなく、
「創業後に資金ショートしない」
ことが重要です。
融資後を見据えた事業計画が重要
融資は「通ったら終わり」ではありません。
むしろ重要なのはその後です。
例えば、
- 消費税
- 法人化
- 社会保険
- 節税
- 資金繰り
など、創業後には様々な問題が出てきます。
そのため、創業融資の段階から、
「数年後まで見据えた設計」
をしておくことが重要です。
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まとめ
日本政策金融公庫の創業融資では、事業計画書の完成度が非常に重要です。
特に重要なのは、
- 売上予測の根拠
- 自己資金
- 業界経験
- 固定費管理
- 資金繰り
です。
札幌・北海道は創業チャンスも多い一方、地域特有の事情もあるため、それらを踏まえた現実的な事業計画が求められます。
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