札幌で会社設立を検討している方の中には、
「会社設立って自分でできるの?」
「税理士に頼むと何が違うの?」
と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
実際、現在はネット上に情報も多く、株式会社や合同会社の設立自体は“自分でも可能”です。
ただし、設立後に「こんなはずじゃなかった…」と後悔するケースも少なくありません。
特に札幌・北海道では、
- 創業融資
- 札幌市の創業補助金
- 冬季の資金繰り
- 採用難
- 固定費管理
など、地域特有の経営課題もあります。
この記事では、札幌で多数の会社設立支援を行っている税理士の立場から、
- 自分で会社設立するメリット・デメリット
- 税理士へ依頼するメリット
- どんな人が「自分でやるべき」か
- どんな人が「税理士へ依頼すべき」か
を具体例を交えながら解説します。
札幌で会社設立・法人化を検討中の方は、ぜひ参考にしてください。
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そもそも会社設立は自分でもできる?
結論から言えば、会社設立自体は自分でも可能です。
現在は、
- freee会社設立
- マネーフォワード会社設立
- 法務局のオンライン申請
などを使えば、比較的簡単に法人設立ができます。
特に合同会社であれば、定款認証も不要のため、かなり低コストで設立できます。
ただし、多くの方が勘違いしているのですが、「会社を作ること」と「経営を安定させること」は全く別です。
実際には、
- 資本金設定ミス
- 役員登記の設定ミス
- 設定した事業目的の不足
- 役員報酬設定ミス
- 消費税の届出ミス
- 社会保険加入タイミング
- 創業融資対策不足
などによって、設立後に何十万円〜数百万円単位で損をするケースもあります。
自分で会社設立をするメリット
① 設立費用を抑えられる
最大のメリットはこれです。
例えば株式会社の場合、
- 登録免許税
- 定款認証費用
- 印紙代(電子定款なら不要)
など最低限の実費はかかりますが、税理士・司法書士へ依頼しなければ、その分の手数料を抑えられます。
創業直後は資金繰りが厳しいことも多いため、
「まずは自分でやってみる」
という考え方自体は悪くありません。
特に札幌では、冬場に売上が落ちやすい業種もあり、固定費を抑える重要性は高いです。
② 設立手続きの知識が身につく
自分で設立することで、
- 法人とは何か
- 税務署へ何を提出するのか
- 社会保険の仕組み
- 法人と個人の違い
などの理解が深まります。
今後経営者として活動していくうえで、知識が増えるのは大きなメリットです。
③ スピード感を持って動ける
自分で動けば、
「今週中に設立したい」
など柔軟に進めやすいです。
特に、
- 業務委託契約の都合
- 融資申請タイミング
- 補助金申請期限
がある場合、迅速に動けるのはメリットになります。
自分で会社設立をするデメリット
① 消費税の判断ミスが非常に多い
実務上、かなり多いです。
例えば、
- インボイス登録タイミング
- 消費税課税事業者選択届
- 簡易課税選択届
などは、提出タイミングを間違えると取り返しがつかないことがあります。
特に起業直後は、
「税務署で言われたから提出した」
結果、登録不要なインボイス制度に起業時から登録してしまい、不要な消費税負担が発生するケースがあります。 税務署はマニュアル通りに案内するだけなので、消費税の判断は税理士に相談するのがおすすめです。
関連記事:
〖知らないと損〗インボイス2年縛りの恐怖と補助金~起業・開業・会社設立・助成金・札幌の税理士~
② 資本金設定で後悔するケース
資本金は適当に決めてはいけません。
例えば、
- 消費税への影響
- 融資審査
- 取引先の信用
- 許認可要件
などに関係します。
実際に札幌でも、
「とりあえず資本金1円で設立した」
結果、
- 法人口座が開設できない
- 融資が不利
- 取引先信用が低い
となるケースがあります。
関連記事:
会社設立時の資本金の決め方~札幌の税理士が解説~
③ 設立後の手続きを見落としやすい
会社設立後には、
- 税務署
- 北海道税事務所
- 札幌市
- 年金事務所
- 労働基準監督署・ハローワーク
などへの届出があります。
特に社会保険関係は、
「知らなかった」
では済まないケースもあります。
関連記事:
会社設立後の各種手続き(開業届等)
④ 創業融資で不利になることがある
札幌でも、日本政策金融公庫の創業融資を利用するケースは非常に多いです。
しかし、
- 事業計画書が弱い
- 資金繰り予測が甘い
- 自己資金説明不足
などで融資審査に落ちるケースがあります。
特に北海道は本州よりも市場規模が小さい業種もあり、事業計画の説得力が重要です。 創業融資は一度落ちると原則半年間再申請ができません。せっかくの起業タイミングを遅延せざるを得ないケースもでてくるので要注意です。
関連記事:
札幌で創業融資を受けるには?初心者がまず押さえるべき3つのポイント
税理士に会社設立を依頼するメリット
① 設立後まで含めて設計できる
ここが最大の違いです。
会社設立は「作って終わり」ではありません。
むしろ重要なのは、
- 設立後の資金繰り
- 事業開始時の節税計画の設計
- 役員報酬
- 社会保険
- 融資
- 利益計画
です。
例えば札幌の飲食店開業でも、
冬季売上低下を想定した資金設計
を最初から考えておく必要があります。
単なる設立代行ではなく、
「経営設計」
まで考えられるかが重要です。
② 補助金・助成金情報を得られる
札幌市では創業関連補助金が比較的充実しています。
例えば時期によっては、
- 札幌市の法人設立補助
- IT導入補助金
- 小規模事業者持続化補助金
などが利用可能です。
知らないだけで数十万円損するケースもあります。
関連記事:
〖2025年4月以降〗札幌市の創業補助金~起業、法人設立をお得にしよう!~
③ 会計・税務を最初から整備できる
創業初期に適当に経理を始めると、後から修正が大変です。
特に最近はクラウド会計導入が増えていますが、
- ルール設計
- 科目設定
- 証憑管理
が曖昧だと、逆に非効率になります。 会計導入初期からクラウド会計に精通した税理士のサポートを受け、効率的な経理方法を築き上げるのがおすすめです。
関連記事:
〖札幌の税理士が解説〗クラウド会計導入で失敗する会社の共通点とは?
④ 経営相談相手を確保できる
起業初期は孤独です。
特に札幌・北海道では、
- 人口減少
- 採用難
- 価格競争
などもあり、悩みを抱える経営者は多いです。
そのため、
「数字を見ながら相談できる相手」
がいることはかなり重要です。
実際、創業初期の経営者ほど、
- 利益よりキャッシュフロー
- 節税より資金繰り
- 売上より固定費管理
が重要になるケースが多いです。
逆に、税理士へ依頼しなくてもいい人
以下のような方は、自分で設立する選択肢もあります。
- 売上規模がまだ小さい
- 副業段階
- まずは試験的に始める
- 経理又は会計事務所出身で会計や税務が得意
- 自分で調べるのが苦ではない
例えば、
「まずは月商10万円〜30万円程度でテストしたい」
なら、無理に最初からフルサポートを受けなくてもよい場合があります。 但し、個人事業主ならともかく法人の場合、申告にかなり高度な税務知識が必要となるため、税理士に依頼しない起業家はごく少数となります。
税理士へ依頼した方がいい人
一方、以下のような方は、最初から税理士へ相談した方が良いケースが多いです。
- 経理・税務に精通していない
- 創業融資を受けたい
- 従業員を雇う予定
- 節税を重視したい
- 本業に集中したい
- 建設業など許認可が絡む
- 法人化タイミングを迷っている
特に、
「起業初期の時間」
は非常に貴重です。
経営者の時給は高いので、設立作業に何十時間も使うより、
- 営業
- 商品開発
- 採用
- 発信
へ時間を使った方が結果的に利益が出るケースも多いです。
まとめ|札幌で会社設立するなら「設立後」を重視すること
会社設立は、自分でもできます。
しかし本当に重要なのは、
「設立後にどう経営を安定させるか」
です。
特に札幌・北海道では、
- 資金繰り
- 固定費管理
- 創業融資
- 補助金活用
が重要になります。
単純に「安く設立する」だけでなく、
- 将来の税負担
- 社会保険
- 資金調達
- キャッシュフロー
まで見据えて判断することをおすすめします。 特に節税や社会保険料の削減に精通している税理士との関係構築は重要となってきます。
札幌で会社設立・法人化を検討中の方は、ぜひ一度ご相談ください。
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